合鴨米とは、合鴨を利用して減農薬または無農薬で栽培したお米のことを言います。
稲は食べずに水田の雑草に多く見られる柔らかく筋のない草を喜んで食べる、合鴨の習性を利用しています。
合鴨農法の歴史は古く、安土桃山時代には太閤秀吉が合鴨農法を奨励していたという記録も残されています。
田んぼに合鴨を放し飼いすることで、害虫の駆除や除草などを行ってくれます。合鴨が泳ぐことで土が掻き混ぜられ根を刺激し、養分の吸収が良くなるなど、稲の成長を促す働きもあります。根や茎も丈夫になり、株張りの良いしっかりとした元気な稲を育てることができるのです。
合鴨を田んぼに放す時期は一般的に、田植えから2週間ほど経過した後と言われてます。
田んぼに放飼する当初はまだ小さな合鴨なので、生まれたばかりの雛の状態から飼育する手間も掛かります。また、田んぼの周りにネットを張り合鴨が逃げないようにすると共に、野犬などの外敵から守る下準備も必要になります。
合鴨農法を確立するためには長年の経験や豊富な知識が要求される難しさがあります。
合鴨農法の最大のメリットは、自然本来の姿で稲作が行えること。農薬などを使用しないため、環境にも優しく、自然を蘇らせる働きがあります。農薬や化学肥料に頼ることの無い合鴨農法は、地球環境に優しい自然と共存した農法と言えるでしょう。